923日 (10日目) 内モンゴル

これは最初に名乗ったほうがいいんですか?加来です。三年生です。

この日は朝から内蒙古の蒙牛を訪問しました。

蒙牛ってのは日本で言う雪印みたいなもんです、たぶん。

工場で乳製品が作られていく様を見学したあと、牛の乳搾りを眺めました。

牛たちはクルクル回って搾られていました。偉いんです。

あ、言うの遅れましたがおそらく終始まとまりのない日記になると思いますごめんなさい。

まあそんなこんなで蒙牛見学は終わりました。

昼からは博物館に行って、内蒙古の歴史に触れたのです。たしか。

恐竜の化石とかもありましたよ。すごいですね。

夕方からは内蒙古日報の方とお食事会が催されました。

このお食事会に参加するのは本来メディアグループの國貞さんと諸岡くんだけのはずだったんですが、なぜか関係のない僕まで連れてかれました。

別に嫌というわけではなかったんですよ、ほんとですよ。嘘じゃないです。

なんかお酒飲まされるし…しかしほんとにお呼び頂けて光栄の極みでした。末代まで語り継ぎます。これは嘘です。

以上です。

 

924日 (11日目) 内モンゴル

加来です。

この日は朝から内蒙古農業大学に行きました。

そちらの教授に風力発電の研究について語っていただいたり、我らが堀井先生にもご自身の研究についてスライドでわかりやすく懇切丁寧に、

いつもの巧みで聞かせる話術で説明してもらいました。さすが僕の憧れの先生だなあ、と。


その後お食事会が開かれ、藤井さんと李さんと僕は昼間っから飲みまくりました。完全に呑まれました。

藤井さんもおかしな言動をするわ、李さんもフラフラでほんとやれやれでした。呆れました。

まあ僕もほんの少し酔っ払ってたみたいで、いっしょにホテルに戻ったタナーさんと國貞さんに少しだけ、

ほんの少しだけ迷惑をかけた気もします。ごめんなさい。

僕らだけタクシー捕まらなくて仕方なく満員バスで帰ってほんと大変でした。

15時頃ホテルに無事帰りついてそのまま爆睡しました。

起きたら李さんしかいなくて寂しかったのは良い思い出。

藤井さんと李さんと僕はずっと寝てたので晩ご飯を食べれず、ショッピングにも行けず悲しかったんですが、

愛しのタナーさんが僕のために赤いジャケットを買ってきてくれたんですよね。相思相愛だなあと思いました。

なんか変な終わり方ですが以上です。

  925日 (12日目)内モンゴル

 研修12日目。この日は車の中で揺られること3時間、内モンゴルの大草原に乗馬をしに行きました。目的地の村に着くと、そこはもともと観光地になっているようで徐に中から村人が出てきて、車から降りてきた我々一人一人に白いスカーフのようなものが巻かれ、

地元のお酒が振る舞われました。昼食の時間になると彼らの伝統住居であるゲルに案内され、そこで僕らは地元の家庭料理をご馳走になりました。

 そして食事が終わるとこの日のメインイベント、乗馬を体験してみることに!この日はメンバー全員分の馬が用意されており、さっそく僕も乗ってみたんですが、乗った瞬間それまでその馬に括りつけてあるロープを持って誘導してくれていた飼い主のおばあちゃんが、なぜか僕にだけにこやかな顔をしてそのロープを託してきました。「えっ!」と戸惑ったのもつかの間、僕の馬は徐に走り始め、どんどん一団から離れていきました。「ちょっと、ばあちゃ〜ん!!」と叫び助けを求めるも、これぞ馬の耳に念仏。しばらくメンバーの笑いの的となったのでした。しかし慣れてくると、広大な草原に何十もの巨大風車が「びゅん、びゅん」と回っている風景は壮大で、乗っててここまで気持ちのいいものだとは思いもしませんでした。機会があれば、是非また挑戦してみたいです!

9月26日 (13日目) 内モンゴル

 研修13日目。この日は、翌日帰国するということでフリー。部屋で11時ごろまでぐっすり眠って前日の疲れを取り、午後先生に昼食をご馳走になって、先生とお別れしたあとは買い物タイム(といっても、僕は午後も引き続き部屋で寝ていたのですが・・・笑)。みんなクラスやサークルのメンバーへのお土産を大量に買い込んでいました。中には伝統工芸品なんでしょうか、大きなオオカミの置物を購入していたメンバーも見受けられました。

 そして深夜、呼和浩特の空港から北京へと出発。4日間滞在した内モンゴルに別れを告げました。内モンゴルというとやはり遊牧民のイメージがあって、それも間違いではないのですが、でも実際はそれだけではなくて、天然資源をもとに発展を遂げた街並みがあったり、はたまた風力発電の分野で先端を走っている側面など多種多様な面を垣間見ることができて、本当に来てよかったなと思わせてくれる場所でした。

 

9月27日 (14日目) 北京

 研修最終日。この日は前日到着した北京の空港の近くのホテルで1泊し、翌朝大連を経由して福岡に帰ってきました。

 今年は2週間の間に、上海、太原、内モンゴルという3地域をめぐるということに加え、僕自身初中国ということで、日程的には少しハードな面もあった今回の研修ですが、この研修をやってみて感じたこともたくさんありました。

その中で僕が1番強く感じたこと、それは実際に自分の目で見て、確かめることの大切さです。

実はこの期間中は、ちょうど尖閣諸島をめぐる問題で日中双方の関係が若干不安定な時期でした。
中国にいる時も日本にいる友達から「こっちのニュースじゃ、中国人の日本への反発がすごいみたいだけど大丈夫?」といったメールも頻繁に来ました。しかし実際に我々は、向こうの人に日本人って悟られても上海で偽ブランドを売りつけてくるくらいで、特にいやなことはされませんでした。
それどころかどこへいっても宴会を催され、「こんな状況下であっても、我々は関係なく引き続き友好な関係を築いていきましょう。」と言われ、身に余るほどの歓迎を受けました。(特にお酒の面で。)

ニュースなどで報道されていることがどれも嘘だというつもりはありません。ただ、たとえそれが一部で起こっている出来事であっても、報道を通せばそれが全体だと錯覚しがちであることを我々も中国の人々も認識しておくべきです。そうでなければ、日中関係には誤解しか生まれません。

戦略的な姿勢を持ちながらも、長期的な両国の友好関係を保つことにはどうしたらよいかをお互い考えていくことが両国間、ひいては東アジア全体の調和にも繋がっていくのではとこの研修を通して思うようになりました。

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